名古屋の広告術

名古屋名物ひつまぶしに学ぶ広告効果について考察していきます。まずは、名古屋名物ウナギのひつまぶしの食べ方から。ご存知でしょうか。おひつの中のご飯を、上に乗っているウナギと軽くかき混ぜててから、4等分します。まず、1杯目はそのまま食べます。そして、2杯目には、わさび、のり、アサツキなどを添えて食べます。さて3杯目です。今度は、出し汁をかけてサラサラっと食べます。お店によっては、お茶をかけるところもあります。最後の1杯は、いままでの中で一番おいしいと思った方法で食べます。ある鰻屋さんに入った時のことです。隣の席に、いかにも出張族というスタイルの4人組が座っていました。その内の1人は名古屋に勤務していたことがあるらしく、ここのひつまぶしは旨いと言って、残り3人を連れてきたようです。さて、料理が登場すると、名古屋勤務経験者の彼は、先説明した食べ方を得意げに説明しだしました。仲間は、へえーと感心しながら聞いています。

これは、ひつまぶしの食べ方が1つのパフォーマンスになっているということを示しています。一度説明を受けて食べたことのある人は、次の機会には自分が説明したくてたまらなくなるのです。つまり、勝手にお客さんが説明役になってくれるのです。それだけではありません。説明したいがために、お客さんを連れてきてくれるのです。これこそ、最大の口コミ宣伝法だったのです。まさに、名古屋グルメ恐るべし。


効果のある広告を打つためには

どんな小さな広告でもやり方次第で効果はあります。少なくとも、広告を出す前には効果がありそう、期待できそうと思えるのです。効果があったにも理由があると同時に、なかったことにも必ず理由があります。そこで大事なことは、効果のあるなしの理由を、その都度考えることが大切です。それをきちんと整理して、次に生かすのです。出した広告に効果がないと、がっかりしてしまうものです。逆に、結果が良かったものについては、その結果だけに関心が向いてしまい、その原因や理由については整理がされていないものです。

あなたが今まで出したすべての広告について、効果、結果、その原因や理由を整理してまとめてみましょう。よく解決策を出すフレームワークとして、@現状分析、A問題点発見、B解決策立案、C実行というものが使われますが、振り返りをせず、次の広告を打つということは、C実行ばかりをしているということになります。この振り返りこそがノウハウです。このノウハウがあるから、効果のある広告を打つことができる道となっていくのです。


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